スイスの旅 平成28年(2016)12月20日(火)再編集 ----------------------------------------------------------------------------- ☆  スイスの旅 平成28年8月30日(火)〜9月4日(日) ☆ 一生に一度は、登ることは叶わなくても見ておきたいと憧れ続けてきた山「マッターホルン」 その憧れを現実にしたいと思いスイス旅行を計画したのが3月。インターネットで旅行会社を 検索して検討を始めた。JTB、日本旅行、クラブツーリズム、阪急交通社、読売旅行、近畿 日本ツーリスト、HISなどの資料を基に、ツアーの日数、コース、費用を主として比較検討 した結果、読売旅行が希望する条件に最も近かったので参加手続きを開始した。       当初の予定では、5月のツアーに申し込みをしたが、文子の足の捻挫の回復が捗らなかった為 7月に延期し、三度目の正直になったが、8月30日からのツアーに参加することにした。                                    マッターホルン(4,478b)という名称は、ドイツ語で牧場を表す「MATT」と 角を表す「HORN」に由来している。つまり高地の牧場の角(ツノ)の意味。 姿かたちにしても周りの景色にしても、これほどきれいな山は世界でも少ない。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 第1日目:08月30日(火) 成田〜チューリッヒ〜グリンデルワルト           03時40分、関越交通前橋営業所始発のリムジンバスに乗る。文子は肩に痛みがあったので リュックが背負えるか心配だったが、シップ薬を貼って出かける。台風10号が接近中だが 進路は台風まかせ。07時15分、成田空港南ウイングに無事到着。なんと不思議なことに、 文子の肩の痛みが、無くなっていた。ホッと一安心。それでは楽しい旅に出かけよう。 私たちの荷物は、リュック一つづつ。出来るだけ身軽にしたいと思って、機内持ち込みが 可能な大きさのリュックに詰め込んだのだが・・。でも貧弱すぎるかな・・まっいいか。 ツアー参加者は15名。私たちのほかに70才代の夫婦、新婚1組、女性同士の友人2名、 単独参加の男性1名、女性1名、母と娘、娘夫婦とその母親の、男性5名、女性10名。 座席数は200席チョッと。成田空港発10時25分、チューリッヒ着は現地時間の15時50分。 スイスとの時差は日本が7時間進んでいる。現在サマータイム実施中。 台風も東北方面に進路を変えたようで、上空は快晴となった。 機内食は2回。ビールはアサヒでガッカリ。ワインは赤を頼んだが、こちらはマズマズ。 中間食にオニギリ、アイスクリーム、チョコレートなども配られる。配ってくれた スイス人クルーに「ダンケシェーン」ありがとうと話したら喜ばれました。 スナックなどが置いてある後方ギャレーに近い席だったので、ツマミ食いも出来ました。 映画は「神々の山嶺」その他を、鑑賞とまではいかないけれど時々見て過ごしました。 チューリッヒからは、専用バスでユングフラウ観光拠点の グリンデルワルトに。約160`、所要時間は2時間半ほど。 18時55分、ホテルに到着。高速道路で交通事故渋滞に遭遇して40分ほど遅延。 まだ昼間のような明るさだ。日本は1時55分だから皆さんは熟睡中かな。 グリンデルワルトのガイドブックには必ず登場する風景。 グリンデルワルトといえばこの景色。私も写真などで馴染み深いこの場所に 立つことが出来たなんて嬉しい限りです。                標高1034bのグリンデルワルト。 ヴェッターホルンを背後に控える美しい村。 有名なアイガー北壁は右上の向こう側になる。 天気が良ければ、観光予定のハーダークルム展望台から見えるはず。 8月30日20時8分撮影。まだ宵闇は迫ってこない。 ホテルの室内は、清掃が行き届いており、清潔感溢れていて気持ち良い。 窓からは村の通りが見渡せて開放的な雰囲気が味わえる。 散策後は一休みして、1階のレストランで食事。 パン、コーヒー、チーズ、ハム、野菜果物などのバイキング。 第2日目:08月31日(水) グリンデルワルト〜トゥーン湖〜テーシュ〜ツェルマット 好天の朝を迎えた。なんという清々しい気分。今日の観光に期待も高まる。 爽やかな空気と美しい山が広がるグリンデルワルトの朝。 今日は、ハーダークルム展望台から世界遺産ユングフラウ眺望観光に。 インターラーケンよりケーブルカーで標高1,322mの山頂駅に。 眼下に、インターラーケンの町、トゥーン湖などユングフラウの眺望を楽しむ。 歓迎の挨拶をしてくれたモーさん。 展望台には、レストランもあり宿泊もできる。 世界遺産のユングフラウ三大名峰を眺める。 全体が霞んでいて、アイガー北壁の威容は残念ながら望めず。 展望台から戻り、昼食後は、トゥーン湖絶景クルーズに。 エメラルド色の湖面と神秘的な雰囲気が味わえる氷河湖。 ベルナーアルプスの山々や、美しい古城などの眺望が楽しめます。 遊覧後は、専用バスでテーシュに。所要時間は約2時間半。 テーシュに向かう途中には、レッチュベルク峠がある。この峠は自動車で越えることが出来ない。 全長14.6`のレッチュベルクトンネルがあり、全ての車はカートレインに乗せて通行する。 カートレインの荷台には、観光バスも含め数十台も載せられる。乗客も乗ったまま積み込む。  出発駅カンデルシュテークの売店で、スティックアイス一本3.2フラン346円を二人でかじる。  テーシュから、シャトル列車でツェルマットに。 身軽な装備だから、移動も楽々。他のツァーの皆さんは、背負って 押して運んで・・・大変ですね。                ツェルマットは基本的に歩行者天国であり車などの乗り入れはできない。 自家用車も観光バスもツェルマット手前5キロ地点にある駐車場に停め ほかの交通手段に乗り換えて入る。               メインストリートには、ホテル、レストラン、お土産ショップなどが ひしめき合い、電気自動車や馬車なども通る。         ツェルマット駅からホテルに向かう途中、ベールに覆われた憧れのマッターホルンが! こんなにも近くから眺めることが出来るなんて、思ってもみなかった。夢ではない、本当なんだ。 18時10分、宿泊ホテルの「アルバトロス」に到着。今日と明日の二日間お世話になります。 ここでの食事は、明朝と翌朝の二回のみ。今夕は近くのレストランで魚料理の食事。 日本のレストランと違い、水は有料。ミネラルウォーター2杯6フラン650円、   ワイン2杯8フラン865円、コーヒー1杯4フラン433円を別注。料理は美味かった。 第3日目:09月01日(木) ツェルマット〜ゴルナーグラード〜ツェルマット 朝食前に、感動的な朝焼けのマッターホルンが見られるポイントに。 6時40分、ホテルから5分ほど歩き、ビューポイントの橋に。 明るくなってきているが 太陽はまだ昇ってこない 18時48分、そろそろかな? 待ちに待った太陽がマッターホルンを染め始めた そして7時、感動的な朝焼けの瞬間が訪れた。 初めて目にするマッターホルンの全容。感涙が頬を滴り落ちる。 こんな至福の時が味わえるなんて、来られて本当に良かった。 ホテルに戻り、朝食を済ませて、ゴルナーグラード展望台に向かう。朝食は、パン、 コーヒー、ミルク、チーズ、ハム、野菜果物などのメニュー。チョコもあったな。 8時25分発の列車に乗る。左の男性は、ツァーガイドの山口さん。 9時、3,131bの展望台に到着。ツェルマットから登山列車で35分。 マッターホルンをはじめ4,000b級の名峰と氷河が目の前に広がる絶好の展望台。 絶景に名残を惜しみつつ、9時55分発の列車に乗り、 トレッキングのスタート地点ローテンボーデンまで一駅下ることに。 10時10分、トレッキング開始。快晴の空と爽やかな大気。 絶好のコンディションで1時間30分の散歩が始まった。 二等辺三角形を思わせる姿 歩き始めて20分。アッと息をのむような光景が待ち構えていた。 マッターホルンを湖面に投影する逆さマッターホルンで有名なリッフェル湖。 絵葉書のような美しさを見せてくれた二つのマッターホルン。 いつまでも立ち尽くしていたいほどの気分。言葉で表せないほどの幸せな気分。 山口さん曰く「皆さんは運が良かったですよ。こんな好天はめったにありませんし、 人出も少ないし、最盛期の湖畔では、写真撮影も順番待ちの混雑ですよ。今日は  風もなく、湖面に波が立たないので、逆さマッターホルンが見事です」とのこと。 確かにその通り。ツアーの団体は、私たちのグループだけでした。ラッキー!   リッフェル湖から更に10分ほどで、心和むようなもう一つの風景が。 東壁の落差は1000メートル 文子は下り坂に不安があったので、ガイドの山口さんにストックをお借りしました。 おかげ様で、転倒もせず無事にトレッキングが楽しめました。 願ってもない好天と、願ってもないロケーションに終始した素晴らしいトレッキング。 それこそ、マッターホルンありがとう・・・です。 11時46分、ここリッフェルベルク駅からツェルマット行きの列車に乗り下山。 12時15分、ツェルマットに到着。山口さんにガイドしてもらい、 駅前のキオスクで切手を購入。文子の姉たちに絵葉書を出したいので。 日本までの切手代は、葉書一枚で2フラン、日本円で220円ほどです。 12時48分、ホテルに戻る。途中の土産店で絵葉書を6枚買う。 1枚1.2フラン。日本円で130円ほど。         これから明朝までは自由行動。文子は昼寝。私は絵葉書を書いたり、 持参したアルファ米の五目飯を昼飯代わりに食べる。部屋に給湯の 設備がないので、水を入れて40分待つ。結構うまかったです。 シャツも下着も洗濯して干しておくと翌日には乾きます。 湿度が低いから、毎日洗濯さえすれば着替えは少なくて済みます。 15時30分、ひと休みして、ひと段落したので、ツェルマット市内に出かける。 ホテルのフロント嬢に和食のレストラン「富士」と「妙高」を教えてもらう。 富士と妙高を下見しながらウインドーショッピング。駅前のコープで缶ビールを 買い、駅のロータリーにあるベンチで喉を潤す。1.7フラン180円でした。 16時55分、ホテルに戻る。1時間25分の散策で空腹になったし、 食欲も出てきたが、夕食まで我慢することにした。 18時40分、妙高で夕食。久しぶりの和食に舌鼓。 参考までに代金は二人合わせて126.5フラン。約13,700円。 クレジットカードで会計。スイスの物価は、高ぁぁぃぞ! 19時45分、妙高から戻り、マッターホルンを眺めながら寛ぐ。 あと30分で、マッターホルンにも夜の帳がおりるだろう。 おやすみマッターホルン。明日の朝また会おう。 第4日目:09月02日(金) ツェルマット〜シャモニー〜ラヴォー地区〜ローザンヌ  4日目は、ヨーロッパアルプス最高峰のモンブランと世界遺産の葡萄畑へ! 黄金色に染め抜かれたマッターホルンの全容! 見飽きることがない素晴らしさ! 左の東壁(落差1,000b)と右の北壁(落差1,200b)の中央にヘルンリ尾根が 山頂まで突き上げている。マッターホルンの初登頂は、ウィンパーら7名の  パーティーにより、1875年7月、この尾根から成し遂げられた。 さようならマッターホルン 07時55分、ツェルマット駅から列車に乗りテーシュに向かう。08時25分、テーシュからバスに乗り 国境を越えてフランスのシャモニーに向かう。11時20分、シャモニーに到着。 途中のトイレタイムを入れて所要約3時間。トイレは二人で2フラン。今日も好天に恵まれた。 12時、ロープウエイにて標高3,842bの山頂駅・エギーユ・デュ・ミディ展望台に(所要約30分) 展望台からモンブランの丸い山頂を望む この展望台には、26年前の4月に来ているが、その時も好天に恵まれた。 雄大な展望は圧倒される見事さ 大パノラマの絶景を楽しむ マッターホルンの北壁、アイガーの北壁と合わせ、アルプス三大北壁と呼ばれる 26年前は、多分マッターホルンかなと思ったが、今度はハッキリ判った。 パノラマを十二分に楽しみ、13時30分発のロープウエイで下山。 下車後、近くの中国料理店で、小山さんご夫妻と「野菜ラーメン」の昼食。 代金は、二人分で19ユーロ、2200円。ここではスイスフランは使えない。 15時、バスに乗り再び国境を越えてローザンヌに向かう。 16時40分、世界で最も美しいパノラマのひとつといわれる、 世界遺産「ラヴォー地区」に立ち寄る。 思わず息をのむほどに美しい葡萄畑。 ワイナリーで、スイスワインの白を3種類試飲。格別に美味だった。 レマン湖やフレンチアルプスの景色 18時、ワイナリーを出て、18時35分、今宵の宿「ディスカバリー」に投宿。 ベッドにメークしてある毛布の広げ方が分からず、着の身着のままで寝ることに。 小山さんも同じ思いをしたそうな。添乗員に電話で聞けば良かったのにバカ見た。 翌朝、横に付いているファスナーを引いて引き出すのだと分かったが、後の祭り。 風呂は洗い場がないので、ツアー中はどのホテルでも馴染むことができなかった。 私たち年寄りには、洗い場もあって、ザブーンと入れる日本の風呂が何より。 夕食は鶏肉料理だったが、私たちは魚料理。ツアー前に旅行会社にリクエストしておいた  ので便宜を図ってくれたのだ。魚の名前は添乗員も?だったが、白身の魚でおいしかった。 このホテルの水は無料だった。朝食バイキングのスモークサーモンが特に旨かったなあ。   第5日目:09月03日(土) ローザンヌ〜チューリッヒ〜成田         07時46分、朝食後ホテルを出る。バスに乗りチューリッヒ空港に向かう。 10時38分、チューリッヒ空港に到着。13時20分、空路帰国の途に。   第6日目:09月04日(日) チューリッヒ〜成田                     08時05分、成田空港に無事到着。09時55分、リムジンで前橋に。13時25分、自宅着。     6日間のスイスの旅も、これでおしまいです。ご訪問いただきました皆様。ご視読ありがとうございました。 そして、感動のツアーを提供して頂いた読売旅行と親切な添乗員に感謝し、ページを閉じることに致します。 ♪♪♪♪♪ 余談になりますが、滞在中に使用したドイツ語を書いてみました。スイスはドイツ語を母国語とする人が 60%以上と大多数を占めているので、話してみるのも旅の楽しみのひとつ。英語も充分通用しますが。  Guten Morgen(グーテン モルゲン) おはよう Guten Tag(グーテン ターク) こんにちは                              Guten Abend(グーテン アーベント) こんばんは Gute Nacht(グーテ ナハト) おやすみなさい                            Auf Wiedersehen(アウフ ヴィーダーゼーエン) さようなら Danke Schon(ダンケ シェーン) ありがとうございます                        Zwei Wasser bitte(ツヴァイ ヴァッサー ビッテ) 水を二杯下さい Zwei Wein bitte(ツヴァイ ヴァイン ビッテ) ワインを二杯下さい                    Wo ist die Japan Restaurant(ヴォー イスト ディ ヤーパン レストラーン) 日本のレストランはどこですか       Wo ist die Toilette(ヴォー イスト デイ トアレッテ) トイレはどこですか                  Wo ist der Briefkasten(ヴォー イスト デア ブリーフカステン) ポストはどこですか                Ich Komme aus Japan(イッヒ コメ アウス ヤーパン) 私は日本から来ました                    Nehmen Sie diese Kreditkarte an(ネーメン ズィー ディーゼ クレディートカルテ アン) このカードは使えますか   Ich nehme das(イッヒ ネーメ ダス) これをください Was Kostet das(ヴァス コステット ダス) いくらですか                          以上の言葉は、空港、飛行機内、駅、ホテル、レストラン、キオスク、コープ、お土産ショップなどで 使ってみました。私の、ブロークン・ドイツ言葉も、それなりに通用したので面白かったです。  inserted by FC2 system